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第23話「疑惑のコロニー」

脚本=兵頭 一歩/絵コンテ=酒井 和男/演出=孫 承希/キャラ作監=池田 佳代/メカ作監=進藤ケンイチ/制作進行=米澤 和俊

【あらすじ】
工業コロニー『ソロンシティ』の企業、テクノソロンは、ヴェイガンに協力している可能性があった。テクノソロンの工場ではヴェイガンのモビルスーツの一部を製造している疑惑があるのだ。フリット達はその確証をつかむべく、テクノソロンへの潜入作戦を決行する。アセムは、民間人に危険が及ぶ作戦の内容に疑問を抱き、フリットに意見するが、フリットは聞く耳を持たず。そんな父に反発してアセムは、ディーヴァを飛び出してしまう。
(公式HPより引用)



 



フリット「ヴェイガンに甘さを見せてはならない。奴らはその隙をついて、かけがえの無いものを奪い去っていく」

今回は、アセムが上記の「一瞬の躊躇が最悪の結果を招くこともある」という父親の言葉に反発するも、結果的に父親の言う通りになったというお話でした。タイトルを「魅惑のコロニー」と空目してしまったw


アセムから見ると、フリットはヴェイガンを殲滅することだけを優先させて、民間人への被害を何にも考えていないように見えるかもしれないけど、実はちゃんと考えているんですよ。この作戦がベストではないことを知っているから、気心の知れた&自分とは反対の意見を持つミレースに頼んでいますし、できるだけ被害が出ないようアデルをタイタスモードで出撃させていますから。井上フリットは、UEに対する強固な復讐心を持ちながらも、周囲に対する配慮も忘れなかったグルーデックにそっくりですね。
アセムの言ってることは正しい(戦争のない所に住んでいる者にとっては共感できる)とは思うんですけど、職業軍人としては駄目ですよね。出撃命令に背くことは、自分の仕事を放棄したも同然ですから。何より反抗期が始まって、とにかく父親に反発したい時期だし。「みんなを助けたい」「偉大な父親に追いつきたい」と思って軍人になったアセムのモチベーションは粉々になってしまいました。
しかし、そこへロマリーが追いかけてきてくれて、彼女こそがヒロインだと視聴者に思い出させてくれました(笑)今日のロマリーは可愛かった。特に顔が可愛かった。 

ロマリー「アセム、貴方の言っていることは正しいと思う。でも、今は戦争なのよ」「みんな悲しいのに耐えている。司令だってそう、私だってそうなの。……きっと、貴方と戦うことになったゼハートだって」

ロマリーは正論を言っているんだけど、アセムの傷(友達だと思ってたゼハートと決別したこと)をナチュラルに広げましたねw もしかして、ロマリーはゼハート目当てに軍に入ったわけではないのかな。戦争だから自分なりに何か出来ることをやろう&戦争で別れ別れになった友達を見守ろうと思ったのかも。よく分からないんだけど、この台詞で一番大切なのは、「私も悲しい」ってところなんじゃないかな。

アセム「ロマリー、傷つけるつもりはなかったんだ。ごめん」「今は、君を守るよ

街はどんどん被害が拡大しているし、アリーサ達は不慣れなタイタスモードで苦戦している。何より、ロマリーが自分のせいで泣いている。結局、ガンダムで戦うことになるアセム。何気にAGEでは、ガンダムが敵の命を奪う画をはっきりと描写するのは初めてですね。
ヴェイガンを殲滅するも、戦闘にてこずっている間に証拠は全て消され、調査の成果はあまり得られず……というか、元々テクノソロン社の想定内の出来事だったんでしょうな。ヴェイガンの男の小物臭がすごいわ。このね、軍産複合体の描き方が上手いと思うんですよね。ロゴスとか、デュランダルの噛ませ犬でしたからなー(苦笑)
そして、アセムは軍規違反で独房に入れられてしまいました。ウルフさんが愛のあるお説教に来るんですけど、やっぱり旧ディーヴァメンバーが「軍人として云々」を説くことに激しく違和感。25年の間に価値観が変わったのか、フリットが司令官となることで軍命に納得できるようになったのか。でも、ウルフさんは嫌なことをやらされることになっても「OKまかせて」って二つ返事で引き受けてちゃんとやっているから、そういう人からするとアセムは中途半端すぎるんだろうな。まあ、諜報活動は苦手と言いつつ、50間際とは思えん身体のキレを見せてましたけどね。多分、この人もアンチエイジングシステム使ってるw
判断するのは上の人間がやること。下の人間は、とにかく仕事をこなして、仕事をする中で答えを見つけていく。アセムの目指すべきは、フリットじゃなくてウルフなのかも。父親がどうとか、ゼハートがどうとか周りばっかり見ているうちは成長できんぞ、とウルフは教えてくれているんですが、頭で理解していてもなかなか上手くいかないアセムなのでした。

うーん……ウルフさんみたいな人が、アスランやシンの傍にいてくれたら、二人とも視聴者が見たいと思う成長を遂げてくれたかもしれないな。(製作者の思惑は別の所にあるのでしょうけど)



後は所感
・グルーデックさんが出所できることに驚き(最悪銃殺刑、良くても終身刑だと思ってたんで)。蝙蝠退治戦役の実情は、(少なくとも軍刑務所内では)公然の秘密になっていて、グルーデックは崇められているんですね。
・マジシャンズ8が顔出しするとは!ゼハート司令の責任追及をしていきましたが、確かにその通りだと思いました(笑)パイロットとしては優秀だけど、戦術らしき戦術がなかったですもんね。ただ、彼らはXラウンダーの能力を自負しているから、ゼハートのような特別な能力者に対する尊重心や同じXラウンダーとしての連帯感はあるんでしょうな。
・キノコ頭とメガネ娘の恋愛は、あんまりストーリーに関係なさそうなんで何のためにあるのか分からんのですけど、もしかすると二人の子供が次世代キャラに深く関わってくるのかも。ミレースとウルフが、アセム編で信頼関係を発揮しているように。
・フリットは、現場にしゃしゃり出てくる司令官なんですね。現実に当て嵌めるとおかしいけど、アニメや漫画に出てくるトップは2タイプいるような気がする。何でも出来るトップ=ワンマンで方針決定するだけでなく、現場にまでしゃしゃり出て誰よりも沢山仕事をするタイプ。特に能力は無いが人望だけはあるトップ=よく出来る部下に自由にやらせて、後ろででんと構えているタイプ。言うまでもなく、フリットは前者。現場の人間からすると相当うざいことこの上ないんだけど、誰よりも仕事できるから文句言えないんだよなw
・フリットがミレースさんやグルーデックさんの前では、ちゃんと年下の顔になるのがいいなあ。ミレースさんは、フリットの闇に気が付いているけど、グルーデックさんはどうなんでしょう。グルーデックがフリットに与えた影響は重いと思うんですけどね。




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今更ながら、種ガンで二次創作。
いつかは、サイトになるはず……

だったけど、なりませんでした。
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