種ガンダム(主にアスカガ)のブログサイト
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■ キーワード9 『火』
(時間・舞台不明)
カガリと一緒にいると、心に火が灯るように感じる時がある。
それは時に燃え上がって、俺の身体を支配するのだけれど、防火壁なんてまるで役に立たなくて、ただ焼かれるままにカガリを求めてしまう。
それでも、乱暴になんかしたくなくて、そっと押し倒して、順番通りにカガリの滑らかな曲線を撫でる。興奮して火照った俺の手の平には、カガリの肌はひんやりと感じられた。
「もしかして……あんまり乗り気じゃない、のかな?」
「え?」
ぎゅっと目を瞑って、何かを堪えるように身を硬くしていたカガリが、ぱちりと目を開いた。
初めての時からカガリはそうで。全く慣れるようなことがない。
強張ったカガリの肢体が徐々にほどけていって、俺に身を委ねる様は、俺の嗜虐心と征服欲を満たしてくれるけれど、いつも自分ばかりがカガリに触りたくて、胸を焦がすのは正直面白くない。
骨が軋むほどにカガリの華奢な身体を掻き抱いて。小さくて形の良い耳を噛みしだくように、そうっと囁いた。
「俺の火が君に移ればいい」
『口説きバトン』目次
【あとがき】
私の顔から火が出そうやわ、アスラン!
いや、恥を捨てろ!!考えるな!!!(便利な言葉だな……)
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