種ガンダム(主にアスカガ)のブログサイト
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初詣で転んだので、アスカガ妄想。
転んだって、土を掴んで立ち上がってみせるわ! (キリッ
『縁結びの○○○』
カガリは家族と共に、初詣に来ていた。
今年は大晦日から元旦に掛けて、雪が降った。雪はすでに解けたものの、境内はひんやりとした空気に包まれており、底から這い上がってくるような冷えが、ブーツの中の爪先から感覚を奪っていく。
それでも、参拝客は多い。カガリは家族と共に、人ごみを掻き分け、なんとかお参りを済ませた。
お参りを済ませた後は、毎年、おみくじを引き、お守りを買うようにしている。
カガリが、家で寝正月を決め込んでいる弟キラの分まで、お守りを買ってやろうと売り場に赴いたその時。
彼女は、大きく尻餅を着いた。
周囲にいた人々は、若い女の子の見事な転びっぷりに、驚きの声をあげる。
ああ、転んでしまったと思った。
ささ、と翻ったミニスカートの裾を直すと、カガリは立ち上がった。誰かに見られているのが恥ずかしくて、素早く立ち上がったのだが、周囲を見渡す余裕などない。――実は本人が気にしているほど、他の者はカガリに注目していなかったのだが、それを確かめることもできぬほど、カガリは狼狽していた。
そうしてスカートや足に着いた泥を払い、売り場へ出向くと、そこで一人の少年と目が合った。
少年は緑の瞳をまん丸に開き、カガリを見つめている。
恐らく、カガリが転んだのを見ていたのだろう。
(早く、済ませよう……)
カガリは、少年の目を逃れようと、手早く、毎年買っているお守りを色違いで一つずつ購入した。
が、そこでふと、少年の立っていた位置から、自分のスカートの中身が見えたのではないかと、思った。
今日のカガリは、珍しくスカートを穿いている。ロングニットに合わせて、シフォン地のひらりと軽いミニスカートを合わせていたのだが、こんなことになるのなら、気まぐれなど起こさなければ良かったとカガリは後悔した。
……気になる。
見えたのだろうか、見えていなかったのだろうか。
そこで訊かなければ良いのに、ついつい口に出してしまうのがカガリの性格である。この時も、カガリは自分の思ったままに訊いてしまった。
「……あの、さ。さっきパンツ見えた?」
「……い、いや」少年が、困惑した様子で答える。
本当だろうか? いや、本当かどうかは分からないが、疑っても仕方がないので、カガリはそれを信じることにした。
三ヶ月後――
カガリは四月から、高校二年生になる。
今日は、キラが友達を連れてくるとのことだった。
双子の弟のキラも、今年から二年生になるのだが、所属しているクラブの副部長になり、新しい部長である友人と共に、新入生歓迎会の発表内容を決めようということらしい。
昼を少し過ぎた頃、キラの友人が来た。
カガリも、廊下からキラの友人を覗き見た。キラとカガリは通っている高校が違う。故に、キラの高校の友達が家に来るのは珍しく、好奇心が抑えられなかったのだ。
しかし、その純粋な好奇心が仇となった。
「ああー! お前!」
「わっ! 何! 大声出さないでよ、カガリ」キラが驚き、カガリを嗜めた。
偶然とはすごいものである。『運命的』と言っても良いだろう。だが、その時のカガリには皮肉な言葉であった。
キラの友人は、あの時と同じように、その緑の目をまん丸に開いている。この時の彼も、この『運命』とやらの皮肉に毒づいたに違いない。
キラは、そんな彼とカガリの様子を見て、「え? もしかして知り合い?」と暢気な声を上げている。
そんな中、パタパタと緑と黄色の鳥が、少年の肩から飛び立ち、キラの肩に止まった。
「お、お前! 見えてないって言っておいて、やっぱり見えていたんじゃないかあ!」
真っ赤になって、カガリが叫ぶ。
少年は気まずそうに、顔を手のひらで覆った。
この鳥のロボットは、新入生歓迎会の時に披露しようと、少年が作ったものだ。だが、デザインは少年のオリジナルではなく、そのモデルは別にあった。
他でもない。カガリが初詣の時に着けていたパンツである。
あの日、カガリは、臀部に大きくこの鳥がプリントされていたものを穿いていた。まるで、小学生のようなパンツであるが、カガリは気に入って身に着けていたものだ。
彼は、以前からキラとの間で、鳥のロボットを作りたいと考えていたが、どのようなデザインにすべきか悩んでいた。そんな時、彼は、カガリのパンツを『運命的に』見たのである。カガリのパンツは、彼に衝撃的なインスピレーションを与えたという。
この後、怒るカガリに、キラの友人――アスランは、へとへとになるまで謝罪し続けることとなった。
後に、この一枚のパンツが、カガリとアスランの運命を結びつける『縁結びのパンツ様様』となるのだが――、
二人がそのパンツに感謝するには、まだ少し時間が必要であった。
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一日に初詣に行ったんですけどね……
新年早々、転びました。
お参りを済ませて参道を下っていたら、コンクリートが濡れていて、滑って尻餅を着いてしまったのです。
デニムのタイトなミニスカートを穿いていたせいか、足をできるだけ開くまいとして横に滑ったので、お尻というより、腿の右側を打ちつけた感じ。
あ、これは転ぶなと思って、できるだけダメージを受けないようにしたんですけど、けっこう派手に転んでしまいました。
傍にいた人が「おお!」って驚いて声を上げるほどの転びっぷりでした。
こんなに派手に転んだのが恥ずかしくて、早く立ち上がりたいんですけど、痛くてしばらく動けませんでした……(恥)
厄落としと思って、帰りは、出店でトルキッシュ・ケバブを買って食べました。
チキン・ビーフ・ミックスとありましたが、チキンしかなく、500円でこれを購入。
ミックスと言うと、チリソースとヨーグルトソースのミックスではないのか、と少しがっかりしてしまったことはここだけの秘密です。
売り子の外人(多分、トルコ人)が、日本語を熟知していて、大変驚きました。
「すみませーん。ミックスもうない。チキンだけー(ミックスとビーフは600円だったので、100円を返しながら)」
「チキンおいしいよー(パンにキャベツや、トマトをいれながら)」
「(肉をつめなかがら)たくさんオマケしておきますねー。ヤバイー、怒られるー」
「(できあがったケバブを渡しながら)ありがじゅっぴき、アリガトー♪」
……どこで教わったんだろう。少なくとも、最近の日本人は使っていない(と、信じたい)。
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