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#3「ゆがむコロニー」
脚本=兵頭 一歩/絵コンテ=角田 一樹/演出=角田 一樹/キャラ作監=大貫 健一/メカ作監=有澤 寛/制作進行=福岡 大生
【あらすじ】
ノ-ラの崩壊のタイムリミットが迫る。逃げ遅れた少女をガンダムに乗せ、宇宙に出たフリットだったが、そこで新たな黒いモビルスーツ型の敵に遭遇する。一方、グルーデックは艦長として、ディーヴァでコロニーコアを制御して多くの人々を崩壊から救う作戦を進行させていた。基地司令官ブルーザーもまた、ノーラに一人残り、コロニーコア切り離しのための最後の作業を行う。それぞれが命をかけて、生き延びるために力を尽くす。ガンダムと黒い敵との戦闘の中、少女はフリットに意外な言葉を口にする…。
(公式HPより引用)
スタッフが「ここまでは見て欲しい」と主張していた第三話なのですが……
どうかなあ。手堅く綺麗にまとめたなあ、という印象で、特にキターーー!!!って感じでもなかったですね。
いや、でもこの「普通である」ということが如何に有難いかを、充分よく知っているので、贅沢を言ってはバチが当たる気がする。
【ブルーザー司令の死と、ノーラ脱出】
ブルーザー司令「私一人の命より、もっと多くの命を救え。力を手に入れたからには、お前には責任がある。救世主になれ、フリット。ガンダムと共に」
震災以来、あの圧倒的な現実を前にして「人間の死」をどう描くか、というのが日本のクリエーターに課せられた重い命題なのですが……三話では、積み重ねがないので、なかなか難しいですね。もっと、助かるのか助からないのか、ハラハラする仕掛けがあっても良かった。でも、ちびフリットの笑顔は可愛かったですよ。
フリットをアリンストン基地で引き取ったのはブルーザー司令だったんですね。老いた司令は自分の命を犠牲にし、若いフリットに希望を託して死んでいく。ノーラの崩壊と司令の死というショッキングな出来事の前にして、民間人や子供のフリットが泣いてる一方で、ディーヴァのクルー達が悲しみや動揺を押し隠しながら職務を全うする様子が対比されていたのが良かったです。
個人的には、司令の死より、ノーラの崩壊の方が心に染み入ったな。故郷を失うってのは、愛国心とか郷愁とかいう安易な言葉では表現できないものがあるのかもしれませんね。今まで自分が築いたもの全てが奪われるってことだから。まあ、そんなこと言っても、すぐに新しい住処と仕事を探しにいかなきゃいけないんだろうけど。
【AGEシステムの弱点】
バーガス「武器がどれだけ強力だったとしても、それを使うのは人間。最後にものをいうのは、人の知恵と勇気じゃ」
……うん。いや、それを台詞じゃなくて、展開で見たかった。
今のところ判ったことをメモしておくと、①開発できるのは換装パーツや兵器だけ(さすがにMSは作れない?)。②武器を作るのに、データの蓄積が必要。③開発をしてくれるだけで、後は人間の使い方次第である。
【ユリンの能力】
ユリン「フリットなら、分かるはずよ。どうすれば、勝てるか」
素早い敵を前に、なかなかドッズライフルを使いこなせないフリット。ユリンがフリットの手に触れた時、敵の動きを見切り、UEを倒すことが出来た。
これは、ユリンの能力によるものなのか、ユリンがフリットの能力を引き出したのか。彼女に関しては、色々と謎を持ち越したままですが、ここでお別れ。ユリンは、また会う約束として、フリットにリボンを預けていきました。(お主は、薫殿@『るろうに剣信』か!)
うーん。やっぱりヒロインなのかな。あんまりここを強調しすぎて、変なカップリング論争にならないことを祈る……。でないと、胃がキリキリマーイになっちゃうYO!
【UEの謎の行動】
隙だらけのディーヴァやガンダムを追撃せず、見逃しましたね。そもそも、UEが燃料タンクを撃てば、一発でコロニーはお釈迦になるはずなのに、非効率的な手段でコロニーを破壊しに来ている。コロニーに侵入しても、コアではなく基地をピンポイントで狙ったのも、伏線かもしれませんね。とりあえず、アリンストン基地の面々の活躍により、人類は初めてUEを退けることに成功しました。
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☆小ネタ☆
フリット
「これ以上は行かせない! コロニーのみんなには、もう絶対に手を出させない!!」
両手を広げ、UEの前に立ちはだかるガンダム
↓
↓
↓
↓
こどもたち
「兄様が、青いMSに乗ってるの。あれは、まるで――」
おばば
「うおお……『その者青きカラーリングをまといて真空の宇宙に降り立つべし』。――おお!」
こどもたち
「おばばさま?」
おばば@号泣中
「……古き言い伝えは、誠であった」
流石に、モビルスーツは描けなかった。
今年に入ってから、このナウシカポーズをよく見るので。(流行ってんの?)
殉職したブルーザー司令に最敬礼して、次回を待ちたいと思います。
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